浦賀 は、三浦半島東部の横須賀市にある歴史ある港町。幕末にペリーが来航した場所として知られています。
横浜から京急線で約40分と比較的近場ですが、歴史資料の数々や船好きにはたまらない絶景ポイントなど、多くの観光スポットが存在します。
今回は、そんな歴史も自然も満喫できる浦賀の見どころをご紹介します。
歴史好き・船好きも大満足の「西浦賀」
今回は、「浦賀駅」を起点に、港を挟んで西側の「西浦賀」から、渡し船を利用し、対岸の「東浦賀」を経由して町を一周するコースで巡っていきます。
浦賀 コミュニティセンター 分館で黒船や奉行所の模型をチェック
まず最初に訪れたのは、駅の改札を出て「浦賀通り」を直進し、警察署前を右折した先にある「浦賀コミュニティセンター 分館」。
当館の2階には、誰でも無料で入場でき、さまざまな歴史資料を展示している市の常設「郷土展示室」があります。
館内には、かつて浦賀の町に存在した「浦賀奉行所」や、有名なペリー提督率いる米国の黒船「サスケハナ号」、勝海舟や福沢諭吉とも縁の深い「咸臨丸」、浦賀で建造された「鳳凰丸」など幕末の建物・船舶の模型が並び、見ごたえがあります。
コミュニティセンター見学が終わったら、海沿いへ戻って港散策へ。海沿いに遊歩道が整備されていて、船や野鳥を見ることができます。
今も変わらず生活の足として活躍する「 浦賀 の渡し」
遊歩道をさらに海沿いに進むと、「西渡船場」に到着。ここでは、対岸の東浦賀地区と結ぶ渡し船「浦賀の渡し」に乗船することができます。
「ポンポン船」の愛称を持つ、赤色のかわいい渡し船。浦賀はドック・港を隔てて東西に分かれているため、昔から船は重要な東西間の交通機関でした。
船上からは、停泊中の船やクレーンなどのドック施設が一望できるほか、天気の良い日には浦賀水道の向こうに房総半島の山々を望むこともできます。
乗船料は200円。東・西の各渡船場には呼び出しボタンがあるので、船が対岸にいるときはボタンを押せば迎えに来てくれます。足元に気を付けて、乗船したら船長さんに乗船料を渡しましょう。
わずか数分の船旅なので、あっという間に対岸に到着。
東渡船場にはカフェもあるので、疲れたら小休止するのもアリですね♪
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