8月も残り半分、みなさん、夏を満喫してますか?
「夏休みなのにまだどこにも出かけていない・・・」「近場でどこか非日常感を楽しみたい・・・」
そんな方、「クルージング」はいかがですか?
「クルージングと言われても、何泊もしたり、費用もかかるんじゃないの?」
いえいえ、東京近郊ならどこからでもアクセスしやすい神奈川県で、日帰りでクルージングと温泉を満喫できる旅が3,500円で実現できちゃうんです(※飲食代は別)。
今回は、京急電鉄が販売している 「東京湾フェリー往復きっぷ」を活用して、神奈川新町駅から日帰りでクルーズ温泉旅行を満喫してきたのでレポートします。
Contents
「 東京湾フェリー往復きっぷ 」って何? どこで買えるの?
「東京湾フェリー往復きっぷ」は、京急電鉄の「お得なきっぷ」の1つで、
購入駅(出発駅)~京急久里浜駅間の京急線往復運賃+久里浜港までの京急バス往復運賃+東京湾フェリーの往復船賃がセットになったチケットです。
チケットは「電車・バス券」と「往復乗船券」の2枚組になっていて、京急線各駅の自動券売機で「きっぷを購入」⇒「お得なきっぷ」の中から選んで購入できます。
「東京湾フェリー」って?
東京湾フェリーは、神奈川県横須賀市の久里浜港と千葉県富津市の金谷港を片道約40分で結ぶカーフェリーです。
総トン数3,000トンクラスの「かなや丸」と「しらはま丸」の2隻体制で、約1時間間隔で運航されています(※出航時間はその日のダイヤパターンによって変わります)。
基本的にはカーフェリーなので、車で三浦半島と房総半島の間を行き来するための交通機関ですが、もちろん徒歩で乗船することも出来ますし、自転車やオートバイで乗船することも可能です。船内は全席自由席のリクライニングシートの他、展望ラウンジ、オープンデッキ、売店・カフェ、化粧室、喫煙スペースもあるので、短い船旅ながら船内でくつろぐことができます。
「 東京湾フェリー往復きっぷ 」はどのくらいお得?
神奈川新町駅出発の場合、往復きっぷの価格は大人1人 2,400円(税込)なので、通常料金と比較すると
①京急線往復運賃(神奈川新町~京急久里浜 間):966円(ICカード利用)
②京急バス往復運賃(京急久里浜駅~東京湾フェリー 間):390円(ICカード利用)
③東京湾フェリー往復船賃(久里浜~千葉県金谷 間):1,320円
合計 2,676円
1人あたりの差額は276円なので、驚くほどお得、という程ではありません。
ただ、現地で乗船券を購入する必要がなくスムーズに乗船できますし、浮いたお金をアクティビティに充てられる、と考えれば使わないより使ったほうが良いと思います(後に詳しく紹介しますが、ここできっぷを使わないと3,500円をオーバーします)。
「 東京湾フェリー往復きっぷ 」を実際に使ってみた
先月末に、神奈川新町駅で実際に「東京湾フェリー往復きっぷ」を購入、利用してきました。
まずは切符を購入、電車で久里浜へ!
自動券売機で購入すると、上の写真の様に2枚組のきっぷが出てきます。
「東京湾フェリー往復きっぷ」と書かれた券が電車とバスで使用できる切符、「企 久里浜港⇔金谷港」と書かれている券が、フェリーで使用できる往復乗船券となっています。
今回は神奈川新町駅から出発します。
神奈川新町から京急久里浜までは京急線の「エアポート急行」と「快特」の乗り継ぎで約40分で到着します。
(品川からの場合は「快特」乗り換えなしで約50分です)
京急久里浜駅に着いたら、東口を出てすぐのところにバス乗り場があるので、「京急バス」の「野比海岸」行きに乗車します。乗車の際、乗務員に往復きっぷを提示すればOKです。
駅からは約10分で「東京湾フェリー」乗り場に到着します。
ここでは特に乗船券の引き換え等は必要ないので、そのままフェリーの乗船口に向かい、乗船口で「往復乗船券」を提示します。
いざ、乗船!
乗船してしばらくするとアナウンスが流れ、いよいよ出航。
房総半島 浜金谷までの船旅が始まります。
天気もすごく良かったので、せっかくの船旅ですからデッキへ上がってみます。
この日は天気にも恵まれ、青い空と遠くまで広がる海、遠くの山々や島など東京湾の大パノラマを一望することができました。
途中さまざまな船が行きかう様子を船上から見ることが出来ます。
運がよければ横浜港を出航した豪華客船や大型タンカー、横須賀へ帰還する海上自衛隊の護衛艦を見ることも出来ます。
甲板にはテーブルとイスもあるので、船内の売店で購入した軽食を食べるもよし、日光浴をするもよし、思い思いに過ごすことが出来ます。
金谷港に到着!
久里浜港を出ておよそ40分で、東京湾 浦賀水道の対岸の金谷港に到着。
目の前にそびえる雄大な「鋸山」が迎えてくれます。
神奈川県から東京都を経由せずに千葉県に来ることができるって新鮮な感覚ですね。
下船するとすぐに「金谷港 食彩市場」があり、特産品などの各種お土産を販売しています。
小腹がすいたら、フェリー乗り場のすぐ目の前にある「地魚回転寿司 船主(ふなおさ)総本店」で新鮮な金目鯛や鯵の握り寿司を食べるがオススメです。
僕は迷わず「本まぐろ3貫盛」をいただきました(笑)。
店内の生簀には伊勢海老や鮑がいて、オーダーにあわせて板前さんが捌いてくれます。
もっと金谷を楽しみたい、という方は東京湾フェリーHPの「見どころガイド」に情報が記載されているので、是非チェックしてみてください。
夕方に所要があったので、惜しみつつ帰りの便で久里浜へ戻ります。
久里浜へ帰港、締めくくりは港を一望する温泉へ
新幹線や飛行機で行く旅でも言えることですが、帰りの便ってあっという間ですよね。
楽しかった旅行であればあるほど、「もう終わりか」「まだ帰りたくないな」という気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、東京湾フェリーで行く日帰り旅は、まだこれで終わりません。
旅の締めくくりに、久里浜港フェリー乗り場のすぐ目の前の「天然温泉 海辺の湯」で、日帰り温泉入浴を楽しみましょう。
「海辺の湯」はフェリー乗り場のすぐ裏手にあります。
入浴料金は平日750円、休日800円で、手ぶらで行ってもレンタルバスタオル(150円)やフェイスタオル(100円)があるので安心です。
浴場は3階にあり、ベランダ式の露天風呂からは港に入港するフェリーや東京湾の海を一望できます。
23:00まで営業(最終入店22:00)しているので、帰りの便が夜になっても大丈夫です。また、施設内にはお食事処もあるので、お風呂上りに一杯、というのも良いかもしれません。
僕は夕日に照らされる港の景色を楽しめる夕方の時間帯の入浴をオススメします。
まとめ
今回、「東京湾フェリー往復きっぷ」を活用して、
・電車+バス+フェリー往復:2,400円
・日帰り入浴(平日券、レンタルタオル、フェイスタオル):1,000円
合計 3,400円で船旅も温泉も満喫することができました!
(土日の場合は+100円で3,500円。)
現地での食事を含めても、5,000円もあれば丸1日十分楽しめる日帰り旅になると思います。
要望を挙げるなら、久里浜・金谷それぞれの観光施設や飲食店の優待・割引特典があると、もっと利用者が増えるのではないかと思いました。
皆さんも一度、是非、東京湾フェリー往復きっぷを活用して日帰りクルーズ温泉旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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